幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り

パル便り「2012年度 6月号(リトル)」

 金環日食を見ましたか。3時間余りの天体ショーでした。自然が起こす偶然の現象ですが、173年ぶりと聞くと、宇宙の大きな法則に経験な気持ちを抱きます。
 リトルクラスの戸外活動は、天気に恵まれた日に実行出来てラッキーでした。
植物園の自然の中に抱かれると日々の緊張から解放される気がして、しかも子どもたちのイキイキとした姿を見ることが出来て、ほっとした気分になりましたね。子どもたちはたくさん歩いたり走ったり、元気でしたね。お母さん方はきっと意外だったでしょう。子どもとの外遊びは、なるべく規制せずに、子どもの思うに任せて、しかもお母さんも子どもと同じ目線で進んでいけば、意外と長く歩かせられるものです。草木や地面の起伏でさえ、子どもにとっては楽しいものだということを実感していただけたでしょうか。また、友達と一緒という条件も子どもたちを活発にした要素ですね。少し勇気のいることも、他の子どもがしているのを見ると自分もやってみようという気になるものです。
こうして子どもは互いに刺激し合うことが大きな力となって育っていきます。
秋にはお母さんのお付き添い無しで、また植物園遠足をいたします。この頃にはもっと逞しくなっていて、お母さんが一緒でないこと等ものともしな区なっているはずです。お楽しみに!
 一方教室ではどのようなことが展開しているでしょう。お母さんと離れる際に泣く子は、ほとんどいなくなりました。トイレでおしっこが出来る子もどんどん増えています。順調ですね。リトルの授業内容は、体操・造形に特化したカリキュラムだけという訳にはいきません。もっとあらゆる面の発達を加味して考え、刺激の幅を広げて活動するようにしています。2歳児クラスの一番の特徴は、言葉の発達の幅が大きいことです。勿論月齢差の関係が大きいのですが、それだけで推し量れるものでもなく、各々の子どもの生活環境も性格も絡んできます。体操は資格で理解することが可能な部分が多いので、活動すること自体にはさほど差は生じませんが、造形は見本を見せてまねをさせる、等という指導はしたくありませんから、やはり言葉のやり取りが必要になってきます。そうしたことが早く出来るようになるよう、様々な言葉掛けをしたり、返事を返してもらう様な設定でごっこ遊びを仕掛けたりしています。一人一人のお子さんの「今」をチェックしていますので、各々に必要なことはお母さんにお話ししていきたいと思っています。お母さんと協力することで子どもが健やかに伸びていけるように、と願っています。