幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り

パル便り「2007年6月号(リトル)」

 すがすがしい五月の空の下、気持ちのよい日が続いています。外遊びには絶好の季節ですね。梅雨に入る前のわずかなお天気ですから大切にして下さい。日射しが強いので帽子を忘れずに!!

 先日の植物園遠足もきもちのよい日に実施することができました。一緒にご参加下さったお母様方はお子さんのどんな様子を発見なさいましたか。日頃このようにゆっくりと散歩を楽しむ機会はありますか。子どもにとって自然がもたらしてくれる恵みは大きいと思います。公園とは違って遊具等、子どもを遊んでくれる遊具がない自然の中では子どもは自ら何かを発見して遊んでいくもので、その方がずっと意識を高く持って活動している、ということを実感していただけたでしょうか。友達が一緒だということも刺激になって、結構な距離を歩いたと思います。子どもは集団にいると、様々に刺激し合うものだということも見えてきます。少し勇気にいることも、友達がしているのを見ると、自分もやってみようという気になるものです。こうして子どもは互いに影響をし合うことが大きな力となって育っていくのです。その為には親は多少ハラハラすることも、見守る姿勢を持つことが大切です。

 今回おとずれた小石川植物園は広さとしては決して大きな自然とは云えませんが、子どもにとっては充分に活動のできる広さだと思います。自然にふれるには、わざわざ遠くの海や山まで出掛けていかなければならないと思いがちですが、身近にも利用できる自然は結構見つかります。是非ご自身のお住まいの近くに、気持ちのよい場所を探してみて下さい。そして植物園でも申し上げたと思いますが、観察する目を少しずつ養っていって欲しいと思います。自然の中を歩きながら、目につく物に注意を向けてのぞき込んでみるという活動が、ものごとを深く観察することにつながっていき、どんどん興味を広げていくことができるようになります。

 植物園への遠足後、子どもたちは教室でも更に活発に遊ぶようになったと感じます。みんなで一つの遊びに興味を持って参加していることが増えてきました。その光景はきっとお母さま方がまだ見たことのない子どもの姿だと思います。はじめての見学日までに、さらにそんな場面が増えていくと確信しています。楽しみにお待ち下さい。