幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り

パル便り「2010年 6月号(リトル)」

 肌寒い日があったかと思えば、次の日は夏日が訪れ、朝何を着て出かけるべきか迷ってしまう昨今です。高熱が出る風邪もはやっている様なので、体調管理に心掛けて下さい。
 先日の植物園行きはいかがでしたか。一緒にご参加くださったお母様方は、お子さんのどんな様子を発見なさいましたか? 漏れ伺うところによると、
「あんなにたくさん歩けるとは思わなかった」と感じた方もおいでだったようですね。なぜ子ども達があんなにイキイキと歩けたのか、考えてご覧になりましたか? 子どもは義務ではとてもあれだけの距離は歩きません。勝手気ままに、次は何があるだろう、もっと楽しいことがこの先に待っているかしら、と期待があればこそ歩けたのだと思います。なるべく規制せずに、子どもの思うに任せて、しかもお母さんも子どもと同じ目線で進んでいけば、意外と長く歩くものです。しかも「道の先の期待」というのが児童公園の遊具でなくとも、草木や地面の起伏でさえ子どもにとっては楽しいものだということを、実感されたのではないかと思います。友達が一緒ということも刺激になって、歩いたり走り回ったりができたというのもあります。子どもは集団にいると、様々に刺激し合うものだということも実感できます。少し勇気のいることも、他の子どもがしているのを見ると、自分もやってみようという気になるのですね。こうして子どもは互いに刺激し合うことが大きな力となって育っていくのです。その為には、親は多少ハラハラすることでも見守る姿勢を持つことが大切です。今回訪れた小石川植物園は、面積としては決して大きな自然とは言えませんが、子どもにとっては充分に活動できる自然だと思います。自然に触れるには、わざわざ遠くの山や海まで出掛けて行かなくとも、身近にも利用できる「自然」は結構見つけることができます。是非ご自身のお住まいの近くに、気持ちのよい場所を探してみて下さい。
 植物園遠足後、子ども達は教室でも更に活発に遊ぶようになったと感じています。みんなで一つの遊びに興味を持って参加することが増えてきているように思います。その光景は、きっとまだお母様方がまだ見たことの無い我が子の姿だと思います。見学日までに、更にそんな場面が増えていくと確信しています。楽しみにお待ちくださいね。