幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り


パル便り5月号(チャイルド)

 春の晴れは三日と持たない、と言うそうですが正にその通りで、桜が咲いたかと思う間もなく強風と雨であっという間に葉桜になってしまいました。もったいないなーと思いましたが、日本人はこの儚さを愛でるのでしょうね。ようやく暖かさも定着しつつありますが、まだ油断は禁物の様です。
 今年も造形の宿題配布を実施します。年長は4月から、年中は10月から実施致します。授業を進める上での補助として、巧緻性を高める(受験にも対応)手だてとして活用されればよいと思いますが、あくまでも子ども主体の活動です。子どもが進んで取り組んでいる時は、あえて手出しは無用です。楽しく取り組むことが原則ですので、例え間違えていてもそのまま提出させて下さい。
何が違っていたかは、こちらで丁寧に説明をしますので、宜しくお願いします。

 授業の中では、導入時の子ども達とのやり取りでなるべくたくさんの発言を
引き出すようにしています。主に年中・年長の授業で強化しようと思っています。年中の「輪ゴムロケット」では輪ゴムの性質に気付かせ、ロケットにはどんな力が加わって飛ぶのかを考えてもらいます。輪ゴムが「縮む」と言う表現に到達するまで、たくさんの言葉が飛び交います。

年長の「こま」の授業では何故こまの軸は円の中心でなければならないかを考えます。物理的な理解と言語を駆使して説明することは年長児でもなかなか難しいのですが、言葉足らずにも関わらずかなり核心を突いたことを答える子もいます。問題は口を開くことにためらいのない子とそうでない子がいて、しゃべるに任せていると同じ子ばかりと関わることになりかねないという事実です。発言自体に気後れを感じる子、そもそもその課題を考えていない子等、それぞれに的確な対応をしなければならないと考えていますが、「考えることに慣れる」ことが必要かと思います。「何故そうなると思う?」等、常々子どもが自分の意見を発信出来るような会話をおうちでも実践して頂けると、より効果が上がると思います。詰問はダメです。お母さんもご自分の思ったこと、感じたことを発信して下さい。それによって意見を述べると言うことはどういう行為を指すのか、子どもの手本になるでしょう。一方通行の指示だけにならない様、豊かな会話を増やして下さい。お願いします。

授業のようすはこちらのフェイスブックよりごらんください。