幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り

パル便り7月号(リトル)

 毎日蒸し暑い日が続いています。今年は長梅雨になるのでは、と云われています。
子ども達も、少し動くと髪の毛が風呂上がりのようになります。熱中症は真夏より
湿度の高い梅雨時の方が心配です。健康管理が大切ですね。

 4月以降、やっとお母様方に授業の見学をして頂きました。ご覧になった感想は、どのようなものだったでしょうか。私供はこの4、5年、リトルのクラスに対してよりフレキシブルな対応をしようと努めてきました。2歳児と云えば、家庭外での経験の少ない子ども達ですので、まず初めての環境に慣れるところから始めなくてはなりません。今の子ども達は一昔前の子ども達より、世間の大人と触れ合うチャンスが確実に少なくなり、家族以外の大人から声を掛けられたり、自ら親以外の他者に話しをすることに慣れていません。授業(子ども達には、遊びと感じて欲しいのですが)を成り立たせる為には、まず子どもの気持ちを和らげ、心を開かせることが第一です。

その上で、目の前で繰り広げられることがおもしろそうだと感じてもらうことで、ようやく授業の流れに乗ってもらうことが出来ます。このような進め方は回り道のように見えますが、心を開いていない子どもに画一的な授業を進めてみても、上滑りな時間となり、結局は長い時間を無駄にすることになります。

 4、5、6月と3ヶ月かけてようやく子ども達も、どの先生にも警戒心無く近づき、楽しそうに触れ合うことができるようになりました。加えて友達への興味も随分と大きくなってきました。時々けんか紛いのことが起こるようになってきましたが、これが集団への入り口なのだと思います。他者とのストレスをどのように解消するかを学ぶことが、集団で過ごすことの恩恵です。こうしてやがて友達との遊びが楽しいと思えるようになるのです.この秋にやってくる幼稚園考査に向けて、子ども達に何より必要なのは、コミュニケーション力です。親以外の人とそして子ども同士の間てのやり取りができない限り、話しかけられたことを受け取ることも、発することもできず立ち往生になってしまいます。

 ご家庭では、子ども達がたくさんおしゃべり出来るように促してあげて下さい。その際に、子どもが話そうとする過程をゆっくりと聞く姿勢を持って下さい。途中から大人が話を横取りしたり、子どもが話し終えるまでもなく全て解ってあげてしまうと、家の外の大人との会話は成り立ちません。

 授業のようすはこちらのフェイスブックよりごらんください。