幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り

パル便り1月号(チャイルド)

 今心配されているのが、RSウィルスとノロウィルス。これからどんどん増えていくのではないかと、懸念されています。特にノロウィルスは、ウィルス自体が進化して新型に変化したようで、免疫が無効になったとのこと。ただだからといって旧型より強力になったということではないらしいのですが、
とにかく正しい対処法を身につけておいた方が良いようです。RSウィルスもノロウィルスもとにかく手洗いは欠かせません。入念に手を洗うことを子どもに伝える必要があります。

 今年パルに在籍する年長さんの私立小学校の受験状況は、概ねスムーズだったようです。そして今現在残っているのが、筑波大附属小学校一校となりました。しかし、私立小学校と国立の小学校には、選抜の基準に随分と隔たりがあるようです。私立受験をして良い結果が出た後国立受験をした人が、必ずしも良い結果を出せなかったという事実があります。私立受験には、各校に夫々その学校のスタイルがあり、受験者はそのスタイルを踏まえて準備していくのが常道なのでしょう。ただその内容は、文字や計算は使わないものの、普通であれば小学生になって理解するような先取り的なものが多く見受けられます。ですから子どもに私立受験を準備させているお母さんの中には、私立受験が突破出来れば知力は国立受験にも充分と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、その知力が国立受験には通用しないのはどうしてなのでしょう。国立小には暗算の力や、ペーパーテストでの素早い作業能力は必要とされません。それよりも問題の意味をしっかり理解し、自分なりの考えをはっきりとテスターに伝えられる能力を要求されます。

それは取りも直さず、訓練された子どもをよしとはしないことを指します。日常を豊かに生きて蓄えた生活力、刺激に対して素直に好奇心を持てる感性、そんな要素を持った子を探しているように思います。私立受験の準備をした子に罪は無いのですが、一度訓練を受けてしまうと子どもはそのパターンを変えられなくなります。夫々の学校によって対応を変えることはまず無理なのです。先々に伸びていくのはどちらなのでしょう。

今年お茶の水付属小を受けた父兄に課せられたアンケートのテーマは、「お子さんが小学校を卒業する時に、どんな子になっていて欲しいですか?」でした。
このテーマは、子どもの成長を考えるにあたって、とても暗示的な気がします。
このことは、年が明けてまた皆さんと一緒に考えていければと思っています。
 どうぞ よいお年をお迎え下さい。

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