幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り

パルだより9月号(チャイルド

 今年の8月は、未だ雨の降らない日は無いそうで、これは40年ぶりという異常事態なのだそうですね。しかも、気温も上がらずで、夜の寝苦しさも無く過ごしやすく感じるのですが、やはり日照時間の短さが農作物に与える影響は大きいようで、じわりじわりと野菜が値上がり、もしくは品薄になっている様です。

 パルの合宿はというと、なんだか申し訳ない程天候的には恵まれて、無事に行ってくることが出来ました。梅雨が長引くのでは、と言われていた割に以外と早く梅雨明けし、昨年の出発時は、パルを出る時から雨だったことに比べると、申し分のない2泊3日でした。最終日、収穫体験で芋畑に入る前にさーっとにわか雨に見舞われたのですが、レインコートを着たかと思う間に晴れて来て、芋掘りはかんかん照りの中で行いました。昼ご飯を食べて、その後しばらく腹ごなしに遊んでいるうちに、少し曇って来ました。子ども達を早めにバスに乗せていたら、ポツッポツッと雨が落ちて来て、全員バスに収容した時点でザーッと見舞われたのですが、結局間一髪セーフで、誰も濡れることなく済みました。バスが走り出すと間もなく雨雲の地域を抜けたらしく、その後は雨には見舞われずでした。雨の先を先を行動していた様です。

そんなこんなで、灼熱の太陽が照りつけるという状態にはならなかったので、折角皆さんに持って来ていただいたマヨネーズやケチャップの空き容器は使わずじまいでした。水の掛け合いをするには、少し涼しかったかな。でも、それを除いては、様々な遊びを遊び倒し、充実した合宿でした。

 毎年、子どもの姿を観察していると、様々なことに気付かされるのですが、今年の一番の懸念は、食の幅の狭さ、食の細さだったように思います。計6食分の食事の様子を記録していて感じるのは、食材では野菜嫌いが多いこと、硬い物が苦手な子も少なくない。それに加えて、味のバリエーションの幅が狭いのでは、ということが気になります。食べるという行為は、人が生きている以上決しておろそかにはできません。ただ空腹を満たすだけでなく、バランスよく栄養を取る必要があります。そして、それは義務のように押し付けられて食べるものではなく、楽しく積極的に摂るものです。積極的に食事をとる=他の行動にも自主性と積極性が出るような気がします。合宿でトマトを克服してくれた人もいました。お友だちからの感化は大きいのでしょうね。お食事を用意しているお母さん、是非子どもの食の幅を広げる工夫をして下さい。

授業のようすはこちらのフェイスブックよりごらんください。