●2006年度
6月号
今年は「爽やかな五月の風」を味わった,という実感が余り無いまま梅雨に
入ってしまうのでは,と不安になるような天気が続いています.日照時間が
少ないせいで野菜の成育が悪く,高値が続くだろうと朝のニュースが伝えていました.今年の夏は暑いのか寒いのか……気になるところです.でも子ども達は 元気,元気
! そろそろ蒸し暑い日もあって授業が始まる前から暴れ回って
汗びっしょりなんて子もいます.
今年の年長さんは縄跳び流行りで,自主的に縄跳びをする子が多く,この分でいくとかなりの人数が早々と出来るようになるのでは
? と期待が持てます.
まだ興味のない子も、やっている子に刺激されて少しずつ意識史てやってくれるようになればいいな……それが集団で学ぶことの良さだと思います.
年少はリトルから一歩進み,年中、年長もそれぞれ一学年進級した訳ですが,
それぞれに随分進んでいる部分と,まだ身につけていない部分があると思います.知識の集積は比較的多いと思いますが,それがもっと活動に反映すればいいと思いますし,依存度は少々高いかな…と云う気がします.要は,「経験の中での試行錯誤」という作業が足りないのかな、と云うことでしょうか.考える作業も根気が必要ですし,自身が考えるという行為は他者から手伝ってもらえることではありません.「答えが出る」ということだけを目指すと,いきおい
答えの判定を人に委ねてしまい,いつも大人を振り返って確認をすることになり,自律とは対極にいるように思います.あらゆる状況に対処できる子に育って欲しいと思えば,年齢なりの自律は不可欠ですし,だとすれば管理された中での知識の集積だけというのはいかにも弱い気がします.年長に関しては,その点を例年よりより強化すべくカリキュラムを立てています.それがどのように功を奏してくれるかは,私どもの力にかかっていると自負しております.又
小,中においても関わりの中でより刺激を与え,考える気持ちを高めていけるようにしたいと思っています.
合宿の申し込みがこの土曜にあります.今,年中さんのお母さま方から
「行かせようかな」という声を多く聞きますが,上にも書いたような「経験」と云う意味では有益と云えても,それぞれのお子さんのタイプも様々ですので
誰しもが平気と云う訳にもいかないと思います.いきなり親から切り離すと云うのではなく,ご家庭内で自律を育んだ上で来年参加も有りだと思いますので,どうぞ無理はなさらないで下さいね.もちろん「行くよ」と子ども本人が言っていて,お母さんも大丈夫と思える年中さんには、全力でバックアッブいたしますのでご安心下さい.
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