幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り

パル便り「2012年度 2月号(チャイルド)」

 14日の雪には驚きましたね。三連休で出かけて、帰れなくなった人もいたようです。でも、子ども達は雪が積もっていくのをちょっとワクワクしながら楽しんでいたかもしれませんね。雪遊びはしましたか。

 やっと年が明けて、様々な忙しさからちょっと抜け出られた感じです。国立の25年度の小学校入試は、昨年末ぎりぎりまで続きました。年中さんには昨年10月から巧緻性を高める宿題を差し上げていますが、年長も昨年4月から本格的に宿題という形で施行しました。この教材の意味は二つ。1つは工作の技術はやったらやっただけ上がる、裏を返せば授業内だけではなかなか賄いきれないので、それを補うため。もう1つの理由。私たちは筑波小の考査内容をもう10年以上も前からチェック、解析していたので、抽選に通った人に慌てずに臨んでもらう為に抽選から考査までの一ヶ月弱の間に4回の宿題を差し上げていました。パルは受験をメインに掲げていませんでしたから、そんなフォローをして頂けるのですかと驚かれる事もありました。宿題は私たちの老婆心であり、それなりに効果はありましたが、一番目の理由はここにも云える事であり、わずか一月弱に焦って宿題を渡す事に忸怩たる思いがありました。それも同時に解決すべく、昨年4月からは年長に、10月からは年中に宿題を出す事に踏み切りました。同時に体操にも早くから考査要素を取り入れました。

結果、昨年の合格率は飛躍的に伸びました。今春筑波小に通うことになるパルッ子は過去最多の6人になりました。最後の抽選まで通ったのがこの人数で、考査まで通った子を加えればもっとです。5割を超える合格は大飛躍と云えるでしょう。子どもに無理強いをせずにこの効果が出た事が、私たちとしては本当にうれしい事です。今年中さんは、むしろ「もっと宿題をちょうだい!」状態で、この先も楽しんで成果を挙げてくれるだろうという期待が持てます。

 パルは受験する事自体に反対をするつもりはありません。長時間強制的な準備をさせられて、子どもが壊されることに心を痛めているだけです。私たちは、子どもが様々な能力を楽しく蓄える事が出来る方法を、これからも実践していくつもりです。