幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り

パルだより6月号(チャイルド

 気持ちの良い季節になりました。こんな時期は、たくさん身体を動かして欲しい
ものです。ただ、時々真夏日になる日があり、ここが要注意です。熱中症にならない様、水分補給を怠りなく!!
 今年度もスタートしてから、あっという間に2ヶ月が経とうとしています。子供達も、やっと前年度の学年のシッポがとれてきたようで、それぞれの学年を、該当学年として認識出来るようになりました。年少、年中は、見学日がありました。造形はどちらの学年も、課題に条件が盛り込んである授業でした。考える力が必要とされるものでしたが、両学年とも根気よく取り組んでいたと思います。
 年少「チョウチョ」 
  チョウチョは、左右の羽が形、模様共対称になっていることを踏まえて、模様を貼っていくことにトライしました。1つの模様を片方に貼ったら、もう片方の羽のどこに同じ模様を貼るか・・形が裏返しになっているので、それがヒントになるのかも知れませんが、三歳児にして直感で探すことができる様です。きれいなチョウチョの羽を作ろう、という思いで、学習させられている等露程も感じずに取り組むことが出来ます。この先、身の回りのデザインの中に面白い模様の並び方があったら、是非
お子さんにサジェストしてみて下さい。ちょっとしたことを機会に、子供はデザインに興味を示し、常に探索する気持ちを持つかも知れません。今、ペーパー対策に取り組んでいる年長さんが、対称の位置についての問題をやっていますが、スイスイできる子はこのような授業が功を奏しているのかも知れません。
 年中「橋をつくる」
  海に点々と浮かぶ島に橋を架けよう、と云う課題です。一人一人が分担の場所を決めて、どの島にも橋を渡って行けるようにします。この時の条件が、粘土を使って
一方の島から他方の島まで橋をつなげていくが、橋の下を舟が通れるようにしなければならない、です。(要するに橋桁を作って、舟の高さより高いところに道路を造らなければならない) 橋桁を作るというところに考えが行き着くまで、色々言い訳を並べて海に見立てたシートに直に道をつなげていましたが、舟を差し向けて、「通れません」
と言うと、やっと下に空間がなければならないことに辿り着きます。まだまだ立体的な感覚の乏しい年齢なので、このような活動で立体感が養われればいいなと思います。
更にこの橋は、動物たちが移動する為のものという設定になっていて、ネズミも渡るけれど象も渡ることになっています。要するに蛇のような細長い橋では、象は渡れません。たくさんの粘土と格闘する良いチャンスとなりました。今まで活動の跡づけとして、気ままな説明をしてきた子供達でしたが、ここから少しずつ論理的思考を持つ様に変わっていって欲しいと思います。

授業のようすはこちらのフェイスブックよりごらんください。