幼児教室PAL パル・クリエイション

   

パル便り

パルだより3月号  リトル/チャイルド

 今年の冬は、気温が冬と春を行ったり来たりを繰り返し、全体としては暖冬なのでしょうか。まあ余り寒くなくて楽だった等と暢気なことを思っていたら、突然とんでもないことが起こってしまいました。それも全世界に広がる危機が。COVID-19。この先どのようになるのか見当もつきません。とにかく無駄に恐れて過ごすのではなく、たくさんの情報の中から正しいとおぼしき情報を賢く選択して対処しましょう。今は人ごみを避けること、丁寧な手洗いを心掛けること、こまめに水分を取ること等を守っていくしか無いようです。
 さて、COVID-19やインフルエンザに罹らないようにするためには、上記のような心がけが必要ですが、目の前のウイルス罹患を予防する以前の体調管理はどうなっていますか?
睡眠は充分に取れているか、栄養の摂取は充分か、運動は足りているか、身体の清潔は保たれているか、気分が安定しているか。これらのことが整っていて初めて、人は充実した気持ちで様々なことに取り組むことが出来ます。子どもの場合、これらの項目の管理は自身では出来ません。大人に頼るより他無い訳です。お母様方との話の中に「中々早く寝かせられない」とか、「食が細くてろくに食べてくれない」「運動量を確保することが難しい」等はよく聞かれます。お母様方の話に、一度にこの要素が3つ全部含まれることはまず有りませんが、実はこれらは全て繋がっていると思いませんか。お母様方にはご自分にとって一番心配なこと、又は一番不都合なことが強く意識されるのでしょうが、先の3つの要素は人の生活サイクルとして繋がっています。早く寝る→早く起きる→ゆっくり朝食を摂る→体はきちんと目覚めてきびきびとした行動がとれる→運動量が増えればしっかりとお腹がすくので、一定量の食事を摂ることが出来る→昼間活動的に過ごすと体は程よく疲れて早く眠くなる・・・これを繰り返すことで次第に逞しい体が作られていくのです。疲れやすい、気力が乏しい、すぐに体調を崩す、機嫌の悪いときが多い等は、上記の逆パターンです。 
 何をするにも体が資本。その体は小さいときからの積み重ねで出来ていきます。3歳の体力をずっと維持していけば良いのではなく、少しずつ動く時間を増やしたりハードな動きを加えたりして負荷をかけ、そうなっても日常を維持できる体にしていくことが”成長”です。知力と体力は不可分です。お母さんが過干渉的に強制するのではなく、子どもが能動的に寝たり食べたりできるようになるといいですね。お母さんの一工夫が望まれるところです。



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