幼児教室PAL パル・クリエイション

   

パル便り

パルだより8月号 リトル/チャイルド

 折角減ってきたコロナ感染者の数が、又々増えてきました。第二波が来ているという説もあり
ます。そんな中で、政府は強引にgo to travelキャンペーンの実施に踏み切りました。無策の対応
も無責任ですが、感染拡大の後押しをするような政策はどうなんでしょう。どちらを向いても
妥当な示唆をしてくれる機関がない以上、各々が自らの健康を守るべく、英知を発揮して過ごすし
かありません。必要以上に恐れることも、精神を害します。出てきた数字に踊らされ、専門家の
予測に怯え・・ではなく、このウィルスの特徴をきちんと捉え、何にどのように気を付ければ良
いかを整理し直すことだと思います。
 特に子供達にとっては、今現在の環境は格別に異例な状態でしょう。大人と違って自分の自由
意思で行動を決められるわけではなく、全て大人に委ねて生きているわけです。その子供を預か
る教育現場は、どれほどの効果があるのか分からないルールをあれこれ決めて、子供の生活を禁
止事項だらけにしているように見受けます。
 発達心理学者の大日向雅美さんは、
感染予防を重視するあまり、子供たちの心に「他者との交わりは怖いもの」という意識が植え付
けられてしまわないか? 就学前の幼児にとっては、人間関係の基礎を学ぶ重要なタイミング。
友達や近所の大人など家族以外の人と触れ合い、大切にされる経験を重ねることで信頼関係を構
築し、周囲から愛されているとの安心感を得ていく時期。子供を孤立させるのではなく、生活を
守る工夫をしなくてはならない・・・とおっしゃっています。
 私達も子供と接する以上、絶対に自分が感染させる側に回らないよう、最大限の注意をして
生活しています。皆さんのご家庭と当教室が同じような気持ちで、又同じような対策によって
成り立ってゆけば、子供たちの安全は守られるのではないかと考えています。一致団結して
この時期を乗り越えていきましょう。


授業のようすはこちらのフェイスブックよりごらんください。