幼児教室PAL パル・クリエイション

   

パル便り

パルだより12月号 リトル/チャイルド

 11月に入ってもいつまでも快適な気温が保たれていたのが、最終週でグンと下がりそう。いよ
いよ冬の幕開けでしょうか。やっと落ち着いたコロナの感染状況も、寒くなると又増えるのでは
との予測をする声も聞こえますが、みんなで気を抜かず今までの予防対策をきっちりやって、今
の状況を永遠に続けていきましょう。
 さてさて、そんなコロナ禍で子どもの成長はどんなことになっているのでしょうか。幼児の状
況はご本人たちに語ってもらうのはなかなか難しいのですが、小学生たちは学校生活での不安を
かなり雄弁に語っています。
 ・人との距離を取らなければならないのは分かっていても、密になってしまうこともあり心配
  だ。
 ・色々なイベントが無くなって、悲しい。(でも今落ち着いてきて、慌ててイベントを詰め込み
   で実行する学校や幼稚園もあるみたいですけど。そしてタイトなスケジュールもそれはそれ
  で子供の負担にはならないでしょうか。)
 ・黙食しなくてはならないのが、寂しい。(なんで子供は黙食しているのに、大人は大勢でお酒
  を飲みに行きたがるの? という意見もあります。) 子どもは黙食をきちんと守っています。
 ・友達が作りにくい。(人と活発におしゃべりすることができない。)
 ・学校の先生たちにはとても感謝している。コロナ禍でやらなければいけないことが増えて、
  それを一生懸命やってくれているから。
子どもたちは大人よりずっと真面目に真剣にこの事態を受け止めていたことがわかります。大人
なら、たくさんの情報の中から妥当な対処の仕方を見つけていくことができますが、子供は言わ
れたままをきっちり受け止めて、そしてそれを律儀に守っているのです。先行きももちろん見通せ
ません。いつまで今の状況が続くのか・・・子供にも大人が知り得る範囲の安心材料を話してあ
げなくてはかわいそうですよね。勿論小学生だけでなく、幼児だって同じように不自由を感じてい
るでしょう。検温、手指の消毒等、今まで無かった習慣にも今やすっかり慣れて、自発的にしよ
うとする姿は健気です。楽しい場所に連れて行って欲しいと思っていても、”どうせダメだよね” と
口に出す前に諦めている子も多いはずです。子どもの思考回路を理解し、寄り添うようにしなく
てはなりません。思ったことを口に出して伝えあうことで、ストレスも減ると思います。子供の
気持ち、意見を引き出す工夫をして、話し合うことで心を強くしていく努力を私たち大人ががん
ばりましょう。
 反対に、子供には不憫な思いをさせているからできる限りのことは聞いてあげようとする大人
もいます。でもバランスが崩れると、ただわがままを助長するだけになってしまいます。難しいこ
とだとは思いますが、子どもの心をケアしながら更に躾もきちんと実行したいものです。
                                        高崎
     

授業のようすはこちらのフェイスブックよりごらんください。