幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り

パル便り「2010年 8月号(チャイルド)」

 梅雨明けまであとどのくらいでしょう。合宿までに明けてくれるといいなと、
祈っているのですが・・・

 子どもの中には既に夏休みに入っている子もいるようですが、パルも20日から夏休みに入ります。夏休みというと、年長さんは夏期講習等で大忙しという人が少なからずいるのでしょうね。なぜこんな時期にパルは呑気に休むのだろう、と思われる方もおいででしょう。外からも短期講習はないのか、という
問い合わせをいくつももらいます。でもちょっと立ち止まって考えてみて下さい。幼稚園が夏休みに入って、子ども達がちょっとおうちモードになりたいなと感じるときに通常の生活よりよりハードな日が始まるのは、子どもにとつてプラスなのでしょうか。幼児を問わず、夏休みは子どもをグンと伸ばします。
しかしそれは通常と違ったワクワクする体験とかを経てのことですから、辛い訓練の果てには伸びません。ここでの「伸び」の意味は、精神的、肉体的伸びのことです。でもこれは何にもまして必要な要素ですから、この「伸び」を飛ばして詰め込みに走ることは、脆弱な足場の上に立つようなことになりかねません。受験のスケジュールを計算すると、夏の間に時を稼ぎたい気持ちになるのも分かりますが、くれぐれも子どもを疲弊させないよう気をつけて下さい。

 パルでは、8月の休み明けから又新たな取り組みを試みていきます。年長
さんはそろそろ就学をふまえて柔軟に物事を理解、実行していく能力を養っていく必要があります。体操も、ただ単に種目の達成を目指すだけでなく、新鮮味のある様々なゲーム感覚の運動を取り入れることで、子ども達の積極性やルールの理解力を高めていこうと思います。又、その運動自体を子どもがそうと気付かぬようにハードに仕組むことで、子ども達の運動能力が確実に上がっていくよう仕向けます。結果、たくさんの経験をシャワーのように浴びることで、どんなことにも対処できる子になるとよいと考えています。

 生活力を向上させる、非日常の体験を味わう、たっぷりの時間を使って納得のいく活動をする、夏休みをそうしたことに使って頂ければと思います。元気で有意義な夏休みをお過ごし下さい。