●パルだより11月号 リトル/チャイルド
11月も目の前だというのに、まだ夏日の日もあり、そうかと思えば突然、前日より10度以上も気温が下がったりで、衣替えもままなりません。「寒暖差疲労」という言葉も耳にするようになりました。主な症状は、倦怠感、頭痛、首肩凝り、めまい、発熱等だそうです。対処法としては、冷たいものを口にするのを避ける、風呂で体を温める、軽く体を動かす、ゆっくりと深い呼吸をする、腸内環境を整える、などが挙げられるそうです。寒暖差で知らぬ間に体に負担がきていることを、心に留めておいてください。そして子どもの間に流行っている病も気になります。マイコプラズマ、RSウィルス、溶連菌、手足口病が主な感染症です。新型コロナウィルス流行の頃は、神経質に手洗い・うがいをしていましたが、その習慣も今は薄れているのではないでしょうか。感染を防ぐのは、やはり口に菌を入れないことだそうですから、もう一度手洗い・うがいを見直しましょう。
そろそろ幼稚園の入園考査が近づいてきました。どの幼稚園を選ぶかも大切なことですが、もっと大切なことは、どこに通うことになろうと与えられた集団に気持ちよく加わることができる力をお子さんに蓄えさせることです。今までは親子の関わりが生活の全てでした。それが少なくとも毎日2〜4時間は親と離れて過ごすようになるわけですが、それは今よりもっと子どもなりの自立心を必要とします。パルでの活動より関わってくれる大人の人数は減り、子どもの集団の数は増えます。何か困ったと感じた時に訴える力を持たないと不自由を感じ、登園を嫌がったりすることに繋がってしまうかも知れません。
お母さんはちょっと毎日の生活をチェックしてみてください。何にでも手を貸していませんか?
又、何事につけ子どもに選択権を与えず、大人の思うままに子どもを動かしていないでしょうか。もしくは、どんなに理不尽なことを子どもに要求されても、私(母)さえ我慢すれば駄々をこねられずに済むから・・と、唯々諾々とわがままを受け入れてはいないでしょうか。この年齢なりの自主性がどの程度確立しているか、客観的に見直してみてください。
そして念の為に申しますが、子育ては入園考査の時点がゴールではありません。今この時点で完璧な子供でないとダメ、などということがあろうはずがありません。この年齢の子ども達はことさらに月齢差や個体差が大きく出るものです。そうしたことを考慮せずに、他人と我が子を比べてみても仕方がありません。子供は効率的に発達するものではなく、真っ直ぐに進むと思いきや、右に行ったり左に行ったり、でこぼこに成長していくものです。そうしたことを理解して支援を続けるのが、大人(親)の知恵であり誠意ではないでしょうか。
この時点で子どもに無理なあるいは過度な要求をするのは、百害あって一利なしです。年少受験は親が試される試験と心得て、ご自分の子育て信条を整理し直しておく準備が一番有効なのではないでしょうか。とにかく考査は目の前です。子どもがプレッシャーを感じるような言葉は禁句!
温度差の激しい毎日ですから、風邪をひかさないよう注意してください。とにかく当日機嫌よく玄関を出るようにしてください。睡眠不足にしないよう、朝食も適度に摂れるよう、当たり前のことが欠けることのないように心がけましょう。
授業のようすはこちらのフェイスブックよりごらんください。 |