幼児教室PAL パル・クリエイション

   

パル便り

パルだより1月号 リトル/チャイルド

 雨のない日がもう1ヶ月以上続いています。パルでは毎朝加湿器の水汲みから仕事がスタートします。人にとっての最適湿度は40%〜60%だそうで、最近は30パーセント台の日が続いています。空気が乾燥すると、喉や肌の乾燥を引き起こし、風邪やインフルエンザ、新型コロナなどに罹るリスクが高くなります。湿度に無頓着になっていませんか。加湿器に頼らなくても洗濯物の部屋干しでも効き目はあるそうですよ。とにかく一番は喉を守ることです。  
 すでに9月10月の2回にわたって「パルだより」に「国語力」「語彙力」の話を書いて来ました。9月のパルだよりでは、発言力が格段に伸びていると書きました。さらに10月のパルだよりには発言する意志は確かに上がって来たけれど、説明する内容は今ひとつだと書きました。そしてその後授業中に子どもの話に耳を傾けたり、おかあさんと子どもの関わりを見ていて、果たして4〜5歳の子どもに要求できる説明力はどれほどのものなのか、それを高める方法にはどんなテクニックが有効なのかを考えてみました。  
 年中さんで「しりとり」の授業をしたのですが、その時の話を紹介します。すでに年中のひとクラスにはお知らせ済みですが、さらに詳しく書こうと思いますので、もう一度読んでみてください。まず導入の最初に子どもたちに「しりとり」の仕組みについて聞いてみると、「最後に”ん”がつくとダメなんだよ」と口を揃えて答えます。質問を段階的にして聞いていくと、やっとしりとりのルールが見えて来ました。何人かの言葉を足してやっと説明が完成するといった状況です。そんな中でじっと考えていた1人の子が「(相手の)言った言葉の、最後の字から始まる言葉を探して言う」と、ゆっくり答えました。明らかに、頭の中で整理して削ぎ落とした文章を紡ぎ出したと思われます。年中でもこの様な発話ができるんだ、とびっくりしました。この子は普段からよく喋る子というわけではなく、どちらかと言うと内気ですが、絵を描くにもものを作るにも深く考えている様子が伝わってくる子です。  
 この様な発言を子どもから引き出すにはどうしたら良いでしょう。一番たくさん言葉を交わすご両親に委ねるしかないと思いますが、日頃からこんなふうに質問をしてみるのはいかがでしょうか。  
 
母:「〇〇って何?」    
          子どもが詳しくて得意な分野を選んで質問する。  
          子どもが説明する材料を持っていなければ説明できません。  
          親は知らないことにして、主導権はあくまで子どもに渡す。  
          子どもの話を否定しない。腰を折らない。  
母:「で、〇〇はどうやって使うの?」           
          少しずつ情報を思い出させる質問を繰り返す。  
母:「お母さんが言ってみるね。間違っていたら直してね。」            
          お母さんが、いくつか情報を飛ばして文章にしてみる。  
母:「なんか説明が足りないね。あなたが言ってみて。」            
          あくまで本人の得意な気持ちを削がない様に進める。  
母:「よく分かったわ。ありがとう。」  
          対等の立場を守るためにはありがとうは欠かせません。  
 
*時系列に則った説明の場合  
毎日の幼稚園の活動を話させるのは、感心しません。何か特別のことがあった時、しかも子どもだけが体験した内容に限り、時系列的に話ができるかを確かめます。もちろん好奇心から聞いている様に努めてください。途中で感想を入れるのも自然でいいと思います。このトピックスが初歩の取り組みだとおもわれます。こうしてお互いに楽しく話をする癖をつけてください。    
 これからお正月休みが始まります。家族で過ごす時間が増えますね。是非ともその時間を有効に使ってください。風邪を引かない様に、良いお年をお迎えください。

高崎

授業のようすはこちらのフェイスブックよりごらんください。